こんにちは。TENICROに来てくれてどうもありがとう。今日はカナダ出身の若手スター選手、D.シャポバロフについてのお話をしていくよ。
まずはここから:みんな読めない?Shapovalov
これは2017年にシャポバロフがプロ転向した年の映像だよ。シャポバロフの愛嬌ある優しい感じはこの頃から変わらないんだね。
実はShapovalovという名前は、英語圏の方々にとっては読みづらい名前です。
これを観るとほとんどの方が舌が回らない、アクセントの位置がわからないという2パターンに分かれています。
プロ転向したばかり、みたことのない名前の選手にテニスファンもみんな困っている印象です。(笑)
実際、海外のアナウンサーや実況の方は「シャポ!」と略したりします。
これからはみなさんも「シャポ!」と応援してあげましょう。
プロフィール:国籍、年齢、身長etcは?
ここで、D.シャポバロフの基本的なプロフィールをチェックしてみるよ。
名前(日本) | デニス シャポバロフ |
名前(アルファベット) | Denis Shapovalov |
誕生日 | 1999.04.15 |
プロ転向年 | 2017年 |
出生国 | イスラエル |
国籍 | カナダ |
身長 | 185cm |
体重 | 75kg |
利き手 | 左利き |
バックハンド | 片手 |
185cmという身長はテニス選手としては決して大きくはないけど小さくもない、という感じだよ。178cmある錦織選手は割と小柄な方だと言われているんだ。
少し前までは「あどけなさが残る好青年」という印象でしたが、2022年では清潔感とワイルドな男らしさを兼ね備えた、大人の男の色気を持ち合わせるようになってきました。
プレーではジュニア世代の左利きの良いお手本となりつつも、このルックスで世界中の女性ファンを虜にしているのではないかと思います。
収入:ぶっちゃけ、テニスは稼げるの?
キャリア獲得賞金:
$9,461,208
※2022年9月現在、日本円にしておよそ13億5,300万円
結論、安定してトップクラスとして位置付けることができれば、テニスは稼げます。
2017年にプロ転向して、安定した戦績をおさめ上位ランキングに位置付けし続けるD.シャポバロフのキャリア獲得賞金は以下の通りです。
2022年9月現在の生涯獲得賞金額は$9,461,208、円で考えると13億5300万円ほどです。
この時点のトータルキャリアはおよそ7年。1年平均1.92億円稼いでいることになります。
D.シャポバロフはシングルスに加えてダブルスでも一定の戦績を残しているので、この賞金額は単複トータルでの金額となります。
テニスの場合、これらの獲得賞金に加えてスポンサー契約料なども収入として存在するよ。錦織圭選手などの人気のある選手の場合、2016年〜2020年までは年収30億円越え、日本人プロスポーツ選手としての収入はトップクラスに位置付けていたんだ。
ランキング推移:安定して上位に
シングルス 21位
ダブルス 56位
シングルス 14位
ダブルス 82位
シングルス 12位
ダブルス 49位
シングルス 15位
ダブルス 50位
シングルス 27位
ダブルス 300位
シングルス 51位
ダブルス 756位
シングルス 250位
ダブルス 557位
シングルス 1130T位
ダブルス 877T位
シングルス 2129T位
ダブルス 1159T位
シングルス – 位
ダブルス 1141T位
特徴その1:身体能力が圧倒的に高い
テニス選手の中でも、特に身体能力の高いとされる選手はいるんだ。D.シャポバロフもそのうちの一人。この写真のような躍動感は彼のテニスの最大の魅力。ぜひ、試合動画もチェックしてみてね。
左利きから繰り出される強烈なサーブも見ものですが、強打時には身体が一回転してしまうのではないかとも思わせる超・躍動感あるフォアハンド、時折を繰り出す片手バックハンドのジャックナイフでグランドスラムの大観衆をも沸かせます。
とにかく彼のプレーはモーションが大きく、スポーツ観戦という視点でもかなり面白い部類に入るのではないでしょうか。
特徴その2:現役最強の左片手バックハンド
左利きのキック(スピン)やスライスサーブは大半の右利きにとっては脅威。サーブが特徴的だと語られる左利き選手が多いのは事実だけど、シャポバロフは現役最強の左利き片手バックハンドとも言われているんだよ。
通常時はかなり基本に忠実でしっかりと左足を踏み込んでのバックハンドが魅力です。
フットワークは片手バックハンドのジュニアなら見習いたいほど美しいフットワーク。甘いボールが入ってきたその瞬間、一歩早いタイミングで対空時間の長い超攻撃的なジャックナイフを繰り出します。
ショットそのものも強力であることには間違いないけれど、タイミングが崩されている巧妙なD.シャポバロフのテニスセンスが見て取れます。
テニスでは多くの選手が自分のリズムを大事にしている印象を受けますが、D.シャポバロフのラリーをみているとその重要性が良くわかる気がしますね。
ここで、D.シャポバロフの神業バックハンド23選の動画をチェックしてみよう。ド派手なジャックナイフだけではない、彼の優れたバックハンドがよくわかる動画になっているよ。
ミニ特集その1:vs 錦織圭選手との戦績は?
テニスファンなら誰もが気になる、錦織選手との対戦成績を調べてみたよ。
年 | 対戦場所 | サーフェス | ラウンド | 勝者 | スコア |
2018年 | ワシントン(アメリカ) | 屋外ハード | R16 | 錦織圭 | 7-6(1),6-3 |
2018年 | アカプルコ(メキシコ) | 屋外ハード | R32 | D.シャポバロフ | 6-7(1),6-3,6-1 |
両者の対決は2018年にさかのぼります。
対戦成績はイーブンの1勝1敗。アカプルコでの一戦を最後に対戦はありません。ベスト16とベスト32(1回戦)という、割とトーナメント序盤での対戦でした。
実はこの年の錦織選手は全米オープンでベスト4に残り、NITTO ATPファイナルズにも出場するなど絶好調だった年です。
アカプルコでの対戦当時、ランキング45位だったD.シャポバロフにとっては大金星とも言える勝利だったのではないでしょうか。(この年の錦織圭の初戦敗退はたった2大会しかありません)
残念ながら錦織選手との試合は採用されてないけれど、2018年のD.シャポバロフの素晴らしいプレイがまとまっているハイライト動画があるので観てみよう。まさにスーパープレイの連続だよ。
ミニ特集その2:これを観よう!名勝負厳選。
この記事を執筆している最中に全米オープン2022が行われていました。
3回戦でのA.ルブレフとの試合はファイナルマッチのタイブレークにまでもつれ込む大接戦となりました。
この試合のハイライトがありますので、是非ご覧ください。
D.シャポバロフの魅力がたくさん詰まっています。
シーズン最後のグランドスラムとなる全米オープン(US OPEN)の試合だよ。スクリーンショットはA.ルブレフ選手だけど、1ポイント、2ポイント目のD.シャポバロフのリターンだけでも要チェック!動画はおよそ35分と長いけど、素晴らしい試合だったのでお時間ある方は最後まで観てみてね。
おわりに:今、カナダテニスがあつい!
D.シャポバロフの他にも、実は今カナダテニスは熱いです。
今は故障で戦線離脱しているM.ラオニッチ選手、D.シャポバロフより一つ年下のF.オジェ アリアシム選手、女子では2021年の全米オープンで大坂なおみを破り快進撃をみせたL.フェルナンデスなど豪華な顔ぶれが揃います。
テニスは今、まさに戦国時代です。
D.シャポバロフをきっかけに、カナダテニスにも興味をもっていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとう!これからもテニスの感動や魅力をたっぷり伝える記事を更新していくよ。また他の記事でもお会いしましょう!